『ダジャレ禁止法時代』2004 モーニング No.46 掲載
モーニング 2004 年 No.46 に掲載された読みきりギャグマンガです。
こういうネタはビクビクしながら描いて描き手の不安が伝わっちゃうと面白くなくなっちゃうと思いまして。
だから腹をくくって開き直って堂々と描ききった、河を泳ぎきった……つもりだったんですが、 いま読み返すと くくった腹がゆるんだせいか辛いです。黒歴史にしたい。
でもまぁ、恥ずかしいのは私であって、読む人じゃないんで、ぐっとこらえて公開します。
余談。〝ダジャレが禁止された未来〟というエピソードが『世にも奇妙な物語』に存在するらしいです。不勉強にして、この作品が掲載されるまで知りませんでした。
あらすじ(http://yonikimo.com/db/public/317.html)を読んで、 おそらく内容やギャグはそれほど被ってない – 著作権侵害に相当するようなものではない – と考えています。
いや、もちろん盗作じゃなく偶然のネタ被りなんで、そもそも著作権法違反ではないんですけど。
でも、描く前に(編集部の誰かが気付いて)類似を指摘していたら描かなかったでしょう。
end.
述懐など
とくに思い出せるようなことがないっすな。
いま読み返すと、とにかくセリフを詰め込んでいるなぁ、読み辛い……という印象。 とにかく、くすぐりの物量で押し切ろうという魂胆で、失敗している気がしますね。
アンケート的の結果は浅倉家とあんまり変わらなかった、はず。
2016-01-19 追記
ん?もしかしてこの作品が現時点で、私のモーニングに載った最後の作品?なんてこったい。
移転前のページについたコメントの転載
ke_i なぜでしょう、ちょっとほろりとしました。
おもしろかったす。おいらがオヤジだからですかね。
おやじギャグで、ほら自虐。
無理ありました。。。
桝田道也 人はなぜおやじギャグを言うのか。
なぜなら、そこに無理があるからだ。
ジョージ・マロリー(1986 – 1924)
>無理ありました
だが、それがいい!というやつですよ。
幾多の無理を越えたところに何か鉱脈があるような気がしたのです。
あとは、やらずに後悔よりもやって後悔を!とか。
オッサンは描いてて楽しいですね。
ke_i わたしの理解では、オヤジになると、思いついたことは口に出さないといけないと思ってしまうのです。
昔、実家の引っ越しがあった時にもちろん私も荷物の出し入れに
子供ながら携わったわけです。で、ちょっとしたものを両手にぶら下げて歩いてると、
「ke_iちゃん、もっと重いの運べばいいべや」
(実家、北海道です)
とかオヤジの一人に言われて、返した言葉が
「いいんだ!二つ持つからに物だ!」
でした。
一休さん、お前は俺か?みたいなおやじ好みのギャグだったと思います。
それからわたしはオヤジを下に見ていたのかもしれません。
懺悔の値打もないですが。
龍平 ここ数年さまざまな漫画を読んで来て、一番笑えました!
ありがとうございます。
ファンになりました。
桝田道也 ありがとうございます。
どうか、末長いご愛顧をよろしくおねがいします。
もちもち 14枚目7コマ目よだれ垂らしたやつがおるwwww
桝田道也 キラリと光る匠の気配りってやつですよ(違