最近、マンガを描くのに自作の木製傾斜台を使い始めたんですよ。 単に厚ベニの下に角材をくっつけただけの代物ですが。
傾斜があるのでなかなか描きやすいのですけど、 傾斜があるのでペンが転がって困る問題も発生しました。
以前からもライトボックス(傾斜付き)を使うときに同様の悩みを感じていたので、 傾斜に合わせたペントレイがあればいいのではないか?と考え自作してみました。
……ボール紙で……。
製作時間五分。材料費は、4枚100円のB4ボール紙から約 15cm × 10cm だから、えーと……とにかく安いです。
傾斜に合わせて手前ほど山と谷が大きくなってます。
利点は、安くて簡単に作れて、汚れたりひしゃげたり邪魔になったら気兼ねなく捨てられる所です。
こんな感じ。山と谷の間隔は特に計算せず、その場でフィーリングで決めました。ど・ん・ぶ・り・勘・定♪
稜線にあらかじめカッターでスジを入れておくときれいに折れます。
ボール紙じゃなくてポリプロピレン板などで作ったら、もっと見栄えが良くなると思います。 手間も材料費ももう少し必要になりますが。
無印良品からこういう形のペントレイが出ればありがたいなあと願いますが、 傾斜台を使ってる人間のための製品をわざわざ出したりしないでしょうしね……。
なお、作って見たもののまだ実際に使ってないので、便利かどうかはわかりません :P
追記・問題点
いくつか、使いづらい問題点が判明。
- 指が入りづらいので、普通のペントレイより取り出しにくい
- 一つの谷に2本以上置くと、下のペンを取るときに上のペンがトレーから落ちてしまいがち
つまり、要改良。でもボール紙なら作り直しも楽さー。
さらに追記 2020-10-02
結局、しばらくして使うのを止めました。かといって、市販のペントレイを使うでもなく。
なぜかというと、傾斜台の上のスペースの一部をペントレイに占有されるのがいやだったからです。
そんなわけで、いったん筆記具を置く時は、作業台の上ではなく脇に置くようになりました。どうしても作業台の上に置く時には、横にして置かず縦に置くことで、転がり発生を抑える方向で。
道具ではなく運用で問題を解決したのでした。