1990~1996に描いた絵
10年以上前に描いた作品たち。
「もうやめてください」
画用紙 アクリルガッシュ ポスカ 1990-1993 年
1990 年に受験勉強で描いた平面構成(ジャガイモと洗濯バサミ)を後に加筆したもの。タイトルの意味は「(加筆を)もうやめてください」の意で、1993に付与したもの。
「バトルでフィーバーなJ」
イラストボード アクリルガッシュ ポスカ 1993 年
Jリーグ発足の熱気に当てられて描いた。
「シャツにボールを入れた自画像」
キャンパス 油彩 1993 頃。
ふざけてボールをシャツに入れて
「巨乳~」
などとほざいて遊んでいたら写真を撮られたので、
その写真を元にして描いた
作品。
作者の油彩画に対する僻《ひが》み・嫉《そね》み・妬《ねた》み・といった屈折がよく現れているのではなかろうか。
「僕、未完成」
イラストボード アクリルガッシュ ポスカ 1993頃
キメラ的な異形の者を描こうとして、描いてるうちに飽きてきたので適当な顔を付けて 「はいはい、おわりおわり」 として片付けてしまった作品。
「水中」
イラストボード アクリルガッシュ ポスカ 1994頃?
手抜きなんだけど、いま見返すと手抜きした作品の方が肩の力が抜けてて良く見える(ものもある)。
「夏へおでかけ」
イラストボード アクリルガッシュ 1994 頃?
このタイトルで、扉が描いてあるのでお察しかもしれませんが、『夏への扉』を再読した直後に描いた作品。
もっともタイトルにヒントをもらったと言うだけの話で、小説の世界を描こうとかファンアートとか、そういう方面には向かわないのが私。
肩の力が抜けてなくて、頭の中の完成形が明確でないまま描き進めて、期待したものと離れてしまって嫌になって雑な仕上げに逃げて終わりにするという、悪い面での自分らしさが良くでている。
だから、出来は悪いのだけど、好き嫌いで言えば、憎めないやつ。
「夏」
アルミホイル 塩ビ板 アクリルガッシュ 木工用ボンド 1994年
夏に描いたのでライオン(獅子座)と花火がモチーフ。
「雑でいい。雑がいい」
というコンセプト。ひでえ。描く前から自分を甘やかそうとしてる。
重要なのは勢いだ、みたいな気持ちがあった。それは間違ってないと思うけど、それを「雑で良い」と解釈するのは、ちょっと違うだろ過去の自分……
「悩むね」
イラストボード アクリルガッシュ ポスカ 1994 頃
当時、身近な人間関係から自分の興味のあった分野や時事世相において、 いざこざが多く、嫌だなぁ・関わりたくない・自分には何もできない・何か言うべきか?・いややっぱり黙っとけ・でも……といった鬱屈した感情が渦巻いていたから描いた絵
……だと思うのだけど、嫌な記憶はサッサと忘れる性分なので、 詳細は実はよく覚えていなかったりする。
「無題」
イラストボード アクリルガッシュ 1995頃?
この頃、自分の中で瞬間的な原始美術ブームが起きてたような記憶がうっすらあるが、あとから捏造した記憶かもしれない。つまりは、よく覚えていない。
「それでも練習は休まない」
イラストボード アクリルガッシュ 1995か1996
たしかアトランタ五輪の開催が近づく中に触発されて描いたもの。 気に入ってる作品なんだけど、周りの友人知人はすこぶる無反応だった。
いま、見返すと、友人知人が無反応だった理由もわかる。作者は描きたいモチーフを描けて満足だけど、鑑賞者としては、いろいろ残念な部分ばかりだ、これ。