『インクレディブル・マシーン3』
HARD OFFに行ったら説明書なしジャンク100円で売っていた。
前作は全面クリアするまでプレイしたので説明書は必要ないし、前から欲しかったので即購入。超ラッキー。
簡単に説明すると、与えられたパーツを組み合わせてピタゴラスイッチのオープニング的なからくりを作り上げ、うまく動作させてお題をクリアする、というパズルゲーム。
1995頃にパッと話題になって、たてつづけに続編が出されるも急激に失速して、今では思い出す人も少なくなってしまった‥‥なゲーム。
面白いんですけどねぇ。
3作目が日本で出たのは1996。インストールしようとしたら、
「あなたのPCの空き容量は3000MBです。このゲームには10MBの空き容量が必要です」
とエラーメッセージが出て、インストールが中断されてしまった。
ぅおぉいインストーラーを作った奴、ちょっとここ来て座れ!いいから座れ!
まぁ、インストーラーを使わず、.exeの入っているフォルダをそのままHDDに持ってきたら、問題なく普通に遊べましたが。
10年前のゲームを批評してもしょうがないけど、前作までとくらべると、パーツの種類が増えて、でも別に面白さは増してない‥‥という感じ。
これもまた、続編が出るたび複雑化して自滅するパターンでしたか。
それでも十分、面白いは面白いんですが。
コンシューマー版
『インクレディブル・マシーン』はサターンとプレステに『アーサーとアスタロトの謎魔界村』としてアレンジ移殖されてます。
パーツが直感的なアイテムでなくなってるので改悪だと思うし、なによりパッドでは遊びにくいゲームなのでオススメしにくいんですけど、いま入手しやすいのはこれしかないんで。
どうして続編出ないんだろう?
これだけ良質なパズルゲームで、当時はけっこう話題になり三作目までシリーズが出たゲームなのに、その後まったく顧みられることがないってのはどういうことなんだろう?
レミングスみたいに3D化したり、誰かがクローンを作ったりって動きも見当たらないし(クローンは私が見つけられていないだけかもしれないけれど)
もったいねぇって思うんですよ。
初代と2作目は独自の変なGUIを実装しているせいか、今のハイパワーなマシンで遊ぶと面セレクトのリストが尋常じゃない速度でスクロールして、やや遊びにくい。その辺を直して廉価ゲーム専門のメーカーから復刻されないかなぁ‥‥と思った。
追記:クローンあった。
苦楽まにあさんに教えていただきました。さすが。
http://cgp.mysite.ddo.jp/modules/news/article.php?storyid=843
- JIM – a Java Incredible Machine …ウチの環境(win2k + Firefox1.0.7 + Sun JAVA2 1.5.0)では、なぜか動作せず ;(
- The CCL Winter Game … システムは一番オリジナルに近い。でもちょっとギスギスしてる
- Grain Strain … ゆるっとした感じはオリジナルに通じるものがあるかな
- Whizzball … どっちかっつーとループパズルの系統で、ちょっと違う気がした
とりあえず、timの血が絶えたわけじゃないのがわかって安心しました。多謝。
追記:2020-02-05 その後、Flash ゲーやブラウザゲーが興隆すると、TIM チルドレンなゲームは大量に生まれました。 中には悪くないのもありますが、TIM にくらべると、どこかユーモアが足りなかったり、パズルにゆるさがなかったりして、残念に思うゲームの方が多い印象です。