芥川龍之介の短編『鼻』(→青空文庫)を漫画化したものです。
もともと、知人の主催する同人誌に 2007 年に寄稿した作品です。
>限界通信社.net
http://www.gen-kai.net/genkai_06.htm
のちに、2011 年の「第1回 パブー × 青空文庫 漫画コンテスト」が開催されたとき、もっけのさいわいと応募しました。
わたしの記憶では、大賞を受賞した作品と投票数で、ほぼ同数を競うほど読者評価は高かったと思いますが、審査員のお眼鏡にはかなわなかったのか、なんらかの賞をいただくことはできませんでした。
表紙を含めて 9 ページです。このエントリでは8ページ目まで試し読みできます。
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この作品、地味にコツコツ、コンスタントに売れている作品でございます。
表紙がアレだし私がギャグマンガ家なのでキワモノっぽく見えるかもしれません。
が、私は根幹の部分は原作に忠実に描きました。原作の伝えようとしてることを私なりの理解に基づいて描いてます。
もちろん、その理解が間違っているかもしれませんが、パブーについたコメントを見る限り、私はそれに成功して読者の方も汲み取ってくれたと判断していいのかな、と思ってます。
絵的には、向上心と好奇心からガラスペンを使ってみて、あまり使いこなせなかったな……という反省が残りました。