ツクシのはかまを取り除くのを少し軽減する hack
つい、hack と書いてしまいましたが、たいして役にたつことではないのであまり期待しないように。
はかまを取り除くのって面倒すぎるよね
ここ↓を読んで。
Geekなぺーじ : つくし料理
http://www.geekpage.jp/blog/?id=2008/3/30
> この袴除去作業を延々と続ける必要があります。土筆料理の一番大変な部分がこの袴除去作業です。
いやほんとに。この作業さえなかったら、もっともっとツクシ料理をつくるのだけど。 労力に見合わないので、数年に一度しか作らない。
……と、帰省した折に母と話をしてたら、母曰く、
「原形を留めてなくていいんなら、節ごと切って捨てちゃえばいいのよ。どーせ味は変わんないんだし」
と。
つまり↓こーゆーことですな。
グレーの部分(はかまの付け根)を切って捨てるわけですな。 聞いたときには画期的!と思いましたよ。でも実際にやってみたら、それほどメリットばかりでもなかった。
やってみた
やってみてわかった、この hack の長所と短所を列挙してみます。
長所
・手で はかまを取るの手間を 100 としたら、70 くらいに軽減される。
・手が汁で染まりにくい。草臭くなりにくい
短所
・体感的に、あまり手間が軽減してるように感じられない。
実際にはたしかにラクになってるんだけど、だんだん、
「手で取るのとたいして変わらなくね?」
と思えてきてしまい、実際に手でむしりはじめて、
「ああ、やっぱり切ってすてるほうがなんぼかマシだ」
と思い直して切る作業に戻るも、しばらくすると
「手で取るのとたいして変わらなくね?」
と思えてきて……(以下ループ)
・節と節のあいだが 1cm に満たない場合は、手でむしった方がいいかも。短い節の両端を切ってしまうと、ほとんど野菜クズになってしまう。
伸びきった節と節の間の長いツクシには有効だけど、 短くてボウシの開いていない若いツクシには向かない。
(で、若いやつの方が滋味があるんだよね。アクも多いけど……)
・あたりまえだが、嵩《かさ》が減る。ただでさえ加熱すると縮んでしまうっつーのに……
・短くなって、見た目的な〝ツクシらしさ〟が失われるので、おもてなし料理には使えない。
・人に言いにくい。
「オレ、ツクシのハカマをむくのやめて、切ったんだ」
と言うと
「それは傷跡が残らないレーザー式とかそういうやつ?」
と、あらぬ誤解をうけてしまう。
ツクシ味噌
まぁ、そんなこんなで。二年ぶりにツクシ料理を作ってみましたよ。
ツクシ味噌。
レシピのようなもの
- 沸騰したお湯でツクシを 10 秒ほどゆがいてアクを抜いて、ザルにあげる
- ゆがいたツクシを炒める。油の種類はあんたの好きな油でいいよ。ただし石油系はカンベンな。
- 溶き味噌と酒と砂糖と素敵なものいっぱいとケミカルX。隠し味には隠したい味を。分量?そんなもん適当だ、適当!
- 焦げないようにかきまぜながら煮詰めて、水分がほどほど飛んだら火をとめて完成
ごはんに載せて食べーる!
え?味はどうだったかって?
ちょっと薄かったから、この写真を撮ったあとで塩を足したよ!
いいんだよ!適当なんだから!適当なんだからっ!