失敗作『荒野で一番強ぇ奴』
2001 年の春に描いて、2誌ほど投稿して、どちらも箸にも棒にもかからなかったので、しばらく封印したマンガです
だまっておけば知られずにすむ昔の恥をこうしてネットで発信するというのだから、どこまで自虐が好きなんだか>自分。
ドMか?こんなセルフSMの何が楽しいと言うのか。
まぁ、ようするにお粗末にもほどがある完成度なので、それを踏まえた上で優しい目で読んで下さいってことです。
決して、ひどいマンガをウェブに上げて
「桝田道也ってどういうマンガを描く人なんだろう?」
と思って検索した人をガッカリさせるセルフ苦行ではありません。
誤解のないよう、お願いします。
述懐
2001 年の春だから、デビューしてちょうど2年が経ったあたり。 4ヶ月に一度載っていた浅倉家が3ヶ月に一度載るようになったころ。 ちょっと、浅倉家とは違うタイプのマンガを描きたくなって、 やらかしてしまったのがこれです。 いや、日の目を見なかったので、世間的にはやらかしてしまってないわけですが。
〝とにかく毛色の違ったマンガ〟〝可能な限り、ひとりよがりを追求〟とか、 そーゆーコンセプトで描きました。 まぁ、コンセプトからして大間違いだったということになりましょうか。
この失敗から学んだことがあるようなないような、 決して無意味ではなかったと言えるような、そう思いたいだけのような、 そんなこんなでよくわかりません。
一部、今読んでも面白いなぁと思う部分もありますが (ひとりよがりを追及したんだから、そりゃそーだろーよ)、 全体に漂う隠そうともしていない手抜き感は、ホントどーしよーもないっすねこりゃ。 自分がラフに描いて味の出るタイプの人間じゃないのは知っていたはずなのに。ぬー。