『マック・ボラン(1)新たなる戦い』 感想
『マック・ボラン』 (C)ドン・ペンドルトン 城久人
近所の古本屋にて、作画者名の〝城久人〟に脊髄反射して購入。
『PCコマンド ボブ&キース』の、 本家マーブルでハルクやスパイダーマンを描いた唯一の日本人アーティスト、 城久人先生じゃないですかっ!
物語はハーレクイン社で刊行されているアクション小説のマンガ化らしい。1985年刊。 一巻と銘打ってあったけど、二巻以降が存在するかどうか不明。 Amazonで調べたかぎりでは見当たらなかった。
ベトナム帰りのスーパーコマンド、マック・ボランの初任務はコロンビアに巣食う中東テロリストに捕まった中東専門スパイ・ラコニアの救出 – 救出が不可能ならば抹殺 – だった。 警備は厳重で救出は不可能に思えた。 しかもコロンビアには超大型ハリケーンが近づきつつあり、 救援はおろか脱出も困難な状況。 中東ゲリラがなぜコロンビアにいるのか? 彼らの目的とは? ラコニアのつかんだ秘密とは? 中東ゲリラに資金を提供する謎の武器商人の目的は? はたしてマック・ボランは無事、美女の助けを得てラコニアを救出し、 中東ゲリラどもを抹殺できるや否や!
いや、まあ、1985年と言えばペレストロイカの始まった年で、 米ソの雪解けのころですか。 スパイアクション物も新しい敵を模索せねばならず、 中東を仮想敵としたのは当然のような気もするし、先見の明があるような気もする。 でも、物語的に興味深かったのはそこくらいですかね。 マック・ボランがあまりに超人すぎて。 まぁ、作画者目当てで購入したんで、物語はどうでもいいっちゃどうでもいいんですけど。
そんなわけで『マック・ボラン』はギャグマンガだった『ボブ&キース』と違って、 至極まじめなストーリーマンガなわけですが。
『PCコマンド ボブ&キース』 (C)高橋敏也 城久人
……なんか、やってることは同じのような……? というか、初めて読んだ気がしなかったです>『マック・ボラン』
『PCコマンド ボブ&キース』
- 著者:漫画/城久人 原作/高橋 敏也
- 出版:ソフトバンクパブリッシング
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そういや、3巻だけ買ってなかった。買わなきゃ。