家から近いが期待してなかった。
そもそも、自分用に東京都の古民家をまとめまして。
秋の週末に訪れたい!東京都の古民家 – NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2143821029258924901
当初、練馬区土支田《どしだ》農業公園の古納屋もこのまとめに入れたのです。
が、納屋は民家じゃねーな…と思ったのと、特に文化財指定もないみたいなんで、まとめから除外したんです(当サイトでは気にせずk_古民家・古商家のタグをつけました。タグを整理したい運動実施中なので)。
そんで、移築の際に茅葺き屋根を金属板葺きに変えたという情報も得て、正直に言うと見に行く優先順位の低い準・古民家だとあなどっていました。
が、たまたま近くを通ることがあり、時間もあったのでふらっと寄ってみたのでした。するとあーた、予想外に良い物件だったんですよ!
Optio W90 で撮ってます。耐衝撃・防水なので常に持ち歩くのには良いのだけど、逆光には非常に弱い困ったちゃんカメラ。
土支田農業公園は大きな道路から離れた住宅街の中にあり、地図がないとちょっと迷うかもしれません。
屋根こそ茅葺きじゃなくなってて残念だけど、建物は立派に江戸末期のそれ。地面は芝じゃない方が農家らしいんだけど、まあ、緑が映えて美しいやね。
軒下に玉石もあったりして。これはまあ、現代の改修の結果かもしれませんが。
居住もできる建物だった可能性
中は倉庫。明治~昭和前期で使われたのであろう農具が雑然と置かれていた。
置いとくから勝手に見れば?的な肩の凝らない素晴らしい展示。
この小屋組みの素晴らしさ!物置としての屋根裏もあるグレードの高い納屋。
世田谷代官屋敷に匹敵…とまではいかないが、それを思い出すほど、曲がり材の妙が楽しめる小屋組みでした。
囲炉裏痕と自在鈎を見て、この古納屋に居住性があったことを確信し、さきのまとめから削ったのは早計だったかな?と思いました。
もっとも私が確信しても、公式が納屋だと言う以上、納屋として扱うしかねーなー、ってとこですか。
ともあれ、文化財指定もされてないので見物に来る人もほとんどいないようですが、 練馬区土支田農業公園の見留家旧物置小屋、実は良い江戸末期の農家建築でした。
来るのは農業公園に自分の区画を借りてる人たちばかりみたいですね。 この古納屋にアルミ脚立が架けてあったり、軒先でゴム手袋を干していたりと、納屋が納屋として使われていました。 そこも良かったです。
管理棟。移築ではないらしい(?)。なんちゃって和風じゃなく、ちゃんと日本建築してる所が良いですな。