木製コースが無ければストローがあるじゃない。
去年、@nifty:デイリーポータルZにグッとくる記事があった。
@nifty:デイリーポータルZ:ビー玉転がしのすゝめ
http://portal.nifty.com/2010/08/27/a/
子供のころ、ファミコンブームのときに背を向けてお年玉で『スペースワープ』を買った自分である。(スペースワープ-Wikipedia)
マーブルマッドネスもキャメルトライも、玉転がしゲームはだいたい好きだ。
当然、記事を読んで自分もやりたくな…………ったのだけど、価格の高さと部屋の狭さのために挫折したのだった。
そう、復刻された『スペースワープ』だって、欲しかったのだけど、結局、同じ理由であきらめた。
でも、この燃え上がった玉転がし欲求はなんとか満足させたい。
「どうしたもんだか……」
と悩む私。あと、首の肉がやばい。あごがなくなりつつある。やばい。
「んっ!?」
「こっ……これだぁー!」
ひらめいた私。あと、首の肉がやばい。
と、小芝居を済ませて、
「ストローでコースを作って小さな玉を転がす。……じゅうぶん堪能したら捨てる」
という思いつきに着手したのだった。
作ってみた
材料など。
ストロー。径 6mm 。
ビーズ。いちばんお徳っぽいのを 100 均で買ったけど、 この中から玉だけをより分けるのが辛かった。
んで、ストローを半分に切って、接着剤や結束バンドなどでコースを作っていくという計画である。
デコボコが気がかりだけど、コーナーには曲がるストローの蛇腹部分を使用する。 ここは半分に切らない(うまく曲がらなくなるのと、つなぐのが難しくなるから)
テストしてみる
私のよく、
「思いつきを行き当たりばったりでやってみたら全然計画通りに行かず時間とお金を無駄にしてしまった」
というやつをやらかしてしまう。
今回はめずらしく、簡単なコースでうまく転がるか実験してみるという慎重さがあった。
とりあえず、L字コースを作ってみた。さて、うまく転がるかな……?
うまくいった!おもわずあごをなでる。首の肉がやべえ!
というわけで、コースを二つ作って遊んだ
なんとか、手ごたえっぽいものは感じたので、コースを二つ作ってみた。
スイッチバックコース。ストローの端に丸めたティッシュをつめてスイッチバックさせるコース。
スロープコース。10 周くらいするグッゲンハイム駐車場みたいなコースを作ろうと思ったのだけど、ビーズが自力で転がる傾斜をつけて 10 周させると、アホみたいな高さが必要になると判明したので、たった1.25 周に計画変更した。行き当たりばったり臭がしてきて、ちょっといやな汗も出た。
それでは、いきます!遊びます!
ftp://mitimasu.sakura.ne.jp/home/mitimasu/www/movie/2011/straw_slide_and_many_beads.mp4
(クリックで再生。動画を再生するにはvideoタグをサポートしたブラウザが必要です)
ニコニコ動画
……楽しかった。
作ってるうちから気がついていたけど、 なんか無心になれる。 余計なことを考えず猿のようにひたすら玉を転がしてしまう。
ストローのコースはへにょへにょしてるし、 ビーズは軽い。頻繁にコースアウトが発生する。下におぼんを用意したけど、おぼんの外まで吹っ飛んでいくビーズも多数。
そのうえプラスチックのバリのついたままのビーズや球からだいぶ遠い、いびつなビーズが止まる。いっぺんに転がしすぎるとコーナーで渋滞して詰まってしまう。
でも、それもまた楽しかったり。
コースアウトしたって片づけが大変という以外に、ペナルティはないのだ。 誰も死なない。ケガしない。百円玉がムダになったりしない。
すばらしい。
比較すると、スイッチバックコースではやたらコースアウトが発生し、 スロープコースでは渋滞が頻発した。まぁ、予想通りと言えばそうかな。
満足はしたけれど
数百円の出費(ストロー、ビーズ、おぼん)でこれだけ楽しめて満足、満足。ではあるのだけど。
コースアウトしておぼんの外まで飛んでったビーズのせいで、部屋の中を歩くと足の裏にときどき嫌な感触があります。
尻拭いしたくないパパママは、決して子供に「ストローでビーズ玉転がし」をやらせるべきではないでしょう。
戦い済んで夜が明けて(撮影したのは深夜)
なんか夢中になってしまったのはこのカラフルさのせいだろうか。 あとでユニットバスでボールプールやってみようかしらん。楽しすぎてもらしちゃうかもしれない。
前ブログのコメント欄から転載
ハシカン 玉転がしはロマンですよね。
桝田道也 ええ、玉入れも。押しくらまんじゅうも。
欄外 お題DE道場投稿作品ですね?^^
採用されること、楽しみにしてます
桝田道也 ば、ばれたwww
桝田道也 落ちたー( ´Д`)