宮崎の奇勝・鵜戸崎奇岩群に巨大魚を見た!
えー、東京からたった4時間で行ける(:P)宮崎の奇勝、鵜戸崎の紹介です。
私も宮崎にいるときは全然知らなくて、去年ネットで知るひとぞ知る奇岩パラダイスだと知りました。
パラダイス。すばらしい響きです。帰省したら、ぜひ立ち寄ろうと心に決めていたのでした。
鵜戸崎。宮崎の観光地として有名な鵜戸神宮のすぐ南にあります。というか、鵜戸神宮がある岬が鵜戸崎です。鵜戸崎灯台のすぐそばにあります。
鵜戸神宮の住所:日南市大字宮浦3232番地
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鵜戸崎灯台。この灯台も巨大な石灯篭型灯台という、なかなか乙な被写体というか観光地でありますな。
灯台の周辺。もう奇岩。すでに奇岩。期待が膨らみます。
灯台のすぐ横に、奇岩群へ降りる道があります。手すりも何もない幅1mほどの道。距離は 50 ~ 100 mくらい。写真はなだらかな所で撮ってますが、途中、階段とはとても呼べないただの急斜面といった部分もあります。地面が濡れてるときは特に足元注意。
岬の短い小道を抜けると、楽園であった。昼の底が白くなった。
潮溜まり好きは狂喜乱舞する光景。
蓮ですかーっ!?かゆいかゆいかゆいかゆいかゆいうまいかゆい!
魚岩
十分に堪能して、さて帰ろうかというとき、母が頓狂な声を上げました。
「お父さん!見て!あそこ!ほら魚!魚に見える!」
見えましたか?
「ほら、あそこが唇で目があって……」
こういうことだそうです。ジャブジャブ様発見。たしかにこっちに向かって口を大きく開けている魚に見えなくもありません。
発見者:私の母。さすがに短歌を趣味としているだけあって見立ての能力が高い。このエントリがキッカケになって宮崎県への観光客が増えて、県の観光課から私の母へ饅頭の詰め合わせでも贈られる……そんなことになるといいな、と思います。
浸食に弱い岩質だからこういう奇勝が生まれているわけで、 この魚に見える奇岩も五年後あるいは十年後には唇のあたりが崩壊して魚に見えなくなっているかもしれませんけどね。
こういう地形が生まれた経緯は
- 1200 万年前に海底に砂・礫《れき》・泥が堆積
- たび重なる地震によって、それぞれの地層が混ざった
- フィリピン海プレートの上昇によって海底が隆起
- 柔らかい泥岩部分が波の侵食により削られ、砂岩・礫岩の部分が残った
……だそうです。
補足
ここまで紹介してきました通り、鵜戸崎奇岩群は、巨石奇岩萌え・名勝奇勝属性持ちには鉄板でお勧めできる物件です。宮崎へお越しの際はぜひ。
ですが、はっきりいって観光地化はほとんどなされておりません。 落ちると危ないところに柵とかも無いので高所恐怖症の人や小さな子供を連れてくるのには向かないと思います。
地元の人間にとっては観光地というよりは磯釣りの好ポイントという感じらしいです。
岩に落書きをしたり、釣り人の迷惑になるような大騒ぎはやめましょう。
ちなみに、この場所はドラマ『砂の器』の撮影に使われた場所だということです。
宮崎タウン ドラマ・映画ロケ地ガイド-鵜戸崎
http://www.miyazaki-town.com/location/loca_detail.php?dr_id=d200401_utsuwa&lc_id=11