日記 10/02
好きなんですけどね、畳の目を描くの。
好きなんだけど、うまく処理しできない。
毎回いろんな描きかたを模索してしまって、 ちっとも定型処理化できないもんだから時間がかかってしょうがない。
『ファンブル5』の宣伝エントリ、もうネタが尽きてきたな。 発売日まで続けようと思っているのだけど、あと10日もあるのか。
っていうか、どの程度、効果があるのだろう。自サイトでの宣伝。
自サイトで宣伝して作品の売上げをアップさせた男としてガイアの夜明けが取材に来ますように。
コメント欄でオススメされたピーマンの塩昆布漬け作ってみた。旨い。お手軽。これはいいもん教えてもろた。
大鎧、自重しろ
鎧鍛冶屋は後世の絵師の苦労にもう少し配慮するべきだったと思うのです。
映画等のシェア90%以上を誇る、美術品、節句用鎧兜の甲冑工房 【丸武産業】
http://www.rakuten.ne.jp/gold/yoroi/
鎖帷子なんか、〝着てるだけで痩せる!〟と謳えば新たな市場を開拓できそうな気がする。
日記 10/03
LoR 映画で使われた軍隊の戦闘を生成してレンダリングしてくれるやつが、 個人向けに発売されて日本の合戦に対応してくれるのは何年後なんだろう。
などと考えながら、めちめちとモブのペン入れ。進まない。
昼飯。秋刀魚丼。
ああ、ピンボケた。
写真を撮った後、食べ始めたら芯まで火が通ってなかったので、 焼きなおしてグダグダになったのは秘密。
さんまの焼き方
http://www21.ocn.ne.jp/~zouri/newpage211.htm
で知った焼き方をやってみたんですけど、輪にすることでサンマの身が縦になるので、
横に寝かして焼くときよりは火が通るのに時間がかかるんですな。次からは気をつけよう。
2007年版! 旬のサンマ料理レシピ集 – [男の料理]All About
http://allabout.co.jp/gourmet/cookingmen/closeup/CU20070905A/index.htm
読むと、旨そう!と思うのだけど、現実にサンマを買うと、
「結局これが一番手軽でしかも旨い」
と塩焼きにしてしまう。
冷蔵庫も小さいし一人暮らしだから、何尾も買ったりしないからなあ。
青魚料理専門の居酒屋とか、どっかに無いもんかな。 青魚おいしいよ青魚。
日記 10/04
完成した『ファンブル5』の著者贈呈分が送られてきた。20冊。 よし、これで営業に行きやすくなった。
bk1 で『ファンブル5』が弊社では現在お取り扱いができません。なぜー。
自分に都合よく考えてみる。入荷予定分が予約で埋まったということだと思うことにした。
きかなかったので、どのくらいの部数を刷ったか知らない。 印税が入ればわかることだから。個人的予想として五千部前後ではないかと思っている。
Amazon は Amazon で、〝予約された商品は入荷できませんでした〟ってことが多いからなあ。
数日前の日記に、自分で bk1 と Amazon で1冊づつ買おうかな…などと書いたものの、まだ注文してなかった。注文してなくてよかった。一人でも多くの読者の方に、発売日に届きますように。
正岡子規全集(一)を、寒山落木(二)まで読み終えた。そこから後ろは抹消句なので、 読むのを断念して図書館に返却した。さすがに抹消句は研究者の読むところだわ。
寒山落木の、最初の数年は印象深い句が多いのだけど、 多作になった明治二十五年前後は読むのが辛かった。
粗製濫造というわけじゃなく、クオリティが下がっているわけじゃないのだけど、 量がありすぎて読む側のこちらの身が持たなかった。 それで必然的に斜め読みになってしまって、 句の深いところまで味わうような読み方をせず、印象に残らない……といった按配。
句を一つの物語と考えれば、たいていの俳人・歌人は星新一を軽く凌駕するほどの作品を生み出していると考えられる。
一度書いたものを忘れてもう一度書いてしまったり、 どこかで読んだ他人の著作を、 時間がたつに連れいつのまにか自分のアイデアのように勘違いして、 うっかり結果的に盗作になってしまったり。 俳句や短歌ではそういうことが一般の著作物より多そうだと感じたのだけど、実際のところどうなんだろう。
そうでなくても、基本的には主題が花鳥風月メインなのだから、ものすごいネタ被りが起こっているはずなんだよな。 それを言い出すとキリがないから、お互い様ってことで誰も事を荒立てないのだろうか。
正岡子規全集(二)に読み進むべきか迷っている。正直しんどい。
nice boat.
誤植名言集
http://www.geocities.jp/jinysd02/gosyoku/frame3.html
> 他人の著作なら一読してめざとく拾い出すくせに
> おのれが作となると読めすぎて
> 誤字も落字も見落としてしまう。 (大意)
> ――滝沢馬琴
読めすぎるから、見落としてしまう。一見、矛盾しているんだけど真実だ。 まだ鮮明に残っている自分の記憶が校正作業を邪魔するのだな。
日記 10/05
私はちゃんとした商品になった自分の作品が苦手で、 掲載された自分のマンガをチェックするのが苦痛だったりします。 なので、『ファンブル5』著者分も届いたその日は中味を見ずに放置。
いま、ようやくパラパラと読まずに眺めている状態。
悪くない。特にデザインが良い。 カバーを取った状態とか(小ネタの完成度はともかく)、かっこいい。
オビのデザインも良い感じ。 キャッチコピーの〝高度なネタを孕んでいます〟とか〝IQ高めのインテリギャグ〟は、どうかと思った。私のギャグにスノッブ臭すぎる部分があるのは否定しないけど、もう少しオブラートで包んで欲しかった。
昼飯。ぎょうざの満州で若鶏のから揚げ丼。 たべながら、若鶏にくらべて、老いた鶏は美味しくないのだろうか? そもそも食肉用に育てる鶏はすべて若いうちに加工されてしまうんじゃなかろうか? 卵の産めなくなった老いた雌鳥が食肉に回されることもあるのだろうか? 仮に老いた鶏の肉のから揚げだったとして、私に味の判別ができるのだろうか? などと考えた。
マーシャンでしたか。手がスパナなのは見た瞬間わかったので、どこかでこいつの説明を読んだことがあるはずなんだけど……と思っていました。
どこで読んだか……なんとなくだが、 OUT の ヨモスエ探偵団あたりじゃないかと睨んでいる。
ハイウェイはかっこいい。すげえぜ人類という感じが溢れている。
クレメンチーヌ・デュレ
http://perso.orange.fr/les.barbus/delait.htm
『不思議図書館』(寺山修司)[Amazon] で紹介されているヒゲ女、クレメンチーヌ・デュレのことをふと思い出したので検索してみた。
不思議図書館には載ってない写真が貼ってあるページにサクッと辿り付くんだから、 インターネットってのは素晴らしい。
信じられないかもしれませんが、彼女は女性。
ヒゲを伸ばしたのは
「女にヒゲが生えるわけがない」
と言い張る客と賭けをしたため。賭けはクレメンチーヌの勝利となり、
彼女のカフェはヒゲを見に来る客で大繁盛したので、その後もヒゲを伸ばしつづけましたとさ。
ヒゲを抜きにしても体格が良すぎ。どう見ても女ザンギエフ。勝てる気がしない。
日記 10/06
一週間ほど前に雑誌をスキャンしたときに設定を変えたのを忘れて、 原稿をスキャンしてはいつもと違うので悩んだりして何度もやりなおし、 たかが原稿のスキャンにトータルで4時間くらい費やしてしまった。
雑誌をスキャンするときに、輪郭強調を外してモアレ低減に設定を変えてた。忘れてた。
栗とか秋刀魚とか、秋っぽいものが欲しい。食べたい。秋欲の食。
今年の初めに近所で撮った写真。なんだか失敗写真を晒すのが平気になってきた。
新じゃがと新玉ねぎで作る、塩肉じゃが – [料理のABC]All About
http://allabout.co.jp/gourmet/cookingabc/closeup/CU20070528A/index2.htm
美味しそう。
「塩肉じゃが」という響きが新鮮に感じたが、 冷静に考えるとポトフだよな、これ。
日記 10/07
これを読んで思い出したこと。高校のときの同級生の話。
運動会の前日なんだけど、そいつはもう、本当に嬉しそうにしてたのね。 運動会が楽しみでしょうがないのが傍から見ててもよくわかった。
そいつはとにかく足が速くて、100m を十秒台で走り、高校総体の県の代表に選ばれるような奴だった。
そりゃあ、運動会が楽しみに決まってるわな、と思いつつ聞いてみた。
「そんなに楽しみか?」
そいつの答えはこうだった。
「うん。オレが一年のうちで唯一、みんなの前で輝ける日だから」
「オレは頭も良くないから勉強じゃ目立てないし、
口も下手だから委員長とか生徒会役員になれないし、
走ることしか能が無いから球技でも水泳でも柔道でもパッとしない。
女の子にモテるような美形でもない。
高校総体には行ったけど、県外だし平日だから、クラスの人間は見にこれない」
「運動会だけが、同級生にオレの活躍を見てもらえる唯一の日なんだよ」
と、そう言って笑っていた。
翌日の最終競技、クラス対抗リレー。最下位でバトンを受けた彼は見る見るうちに5人ほど抜き去り一着でゴールした(と、思うが記憶が美化されているのかもしれない。二着だったような気もする)
私は運動音痴な方なので、はてな匿名ダイアリーの体育が嫌いだった元増田の気持ちはすごくわかる。バスケとバレーは本当に辛いんだよな。普通の運動神経があれば出来るようなシュートやレシーブでさえ失敗して、仲間からジト目で睨まれるんだから(やや被害妄想アリ)
ただ、運動が苦手なだけなら地獄は週3時間で済む。 勉強はできるけどスポーツが苦手な人間の多くは、 勉強が苦手な人間は体育と昼休み以外が苦痛だということに気づいてないように思える。
体育の間の惨めな気持ちと同じ感情を、勉強全般が苦手な人間は5教科の間中、感じているのだ。
体育と違って共同作業が少ないから地獄というほどではなかろうが、5倍もあれば辛さは同等なのではないか。
それでも前述の彼のように一年のうち1日、ハレの日があるならまだいい。 中には運動も勉強も人付き合いも苦手な人だっている。 そういう人にとっては学校というシステムは拷問以外の何でもないだろう。
だからどうしろって話でもないし、どうにかできるって話でもないんだが。
そういう人は学校生活では評価されにくい自分の特性をなんとかひねり出すしかないのだろうな、と思う。
マンガを描くとかマンガを描くとかマンガを描くとか。
何一つ取り得がないということだって立派なアイデンティティだ。ドラクエのスライムは最弱ゆえにもっとも愛されるモンスターになれた。
狗留孫岩
4年くらい前にレンズ付きフィルムで撮った写真。秘境・狗留孫峡にて。木々の向こうに写っているのが、おそらく 狗留孫岩 – Wikipedia ではないかと思う。ここから先に進むと、本格的なトレッキングになりそうだったので引き返した。そんな準備もしてなかったし日が翳りはじめていたから。
本が読める本棚
http://www.sakurah.net/collections/cave1.htm
本棚と言えば engadget ……が記事にするまえに!急げ!
はてブしようと思ったら 既に 2user に はてブされてたから思いとどまってホッテントリ入りさせなかったセコい私。
オラ集合知はイヤだ 集合知はイヤだ ローカルへ行くだ ローカルさ来だならブクマさ溜めて 一人で wiki やるだ