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[解説] 『ファンブル5』第 18 話について

この記事どう? ええよ~

『ファンブル5』第 18 話について

cont18 :「Pike a peck of papers.」の件
http://comics.yahoo.co.jp/magazine/blood/huxannbu01_0001.html
掲載期間:2007/08/15 ~ 2007/09/12

f5-18_01.jpg

サブタイトルのネタ元は英語の早口言葉から。ピーターがつまみぐいをどーたらこーたらゆー、アレ。英語の早口言葉ってこれしか知らない。

今回は写真マンガですね。手法としては超古典。

4jyohan-SL.jpg
『四畳半SL旅行』 藤子・F・不二夫 (小学館コロコロ文庫『藤子・F・不二夫少年SF短編集 1 未来ドロボウ』[Amazon]より引用)
だいたい、こんな感じ。私の場合、アニメーションじゃなくてマンガですが。 虫ピンを使ったのは小学生の時に昆虫採集をして以来、ウン十年ぶりでした。

私が子供のころに読んだ本にも
「絵が描けなくてもアニメは作れる!」
と、この手法が紹介されていました。

近年、この手法をCGと組み合わせることで甦らせた傑作アニメーション『FLAT WORLD』もありましたっけ。

Flatworld by Daniel Greaves

 

『FLAT WORLD』とほぼ同時期に我が国でも、黒金ヒロシ先生が原作・原画を担当した『新撰組』(市川崑 監督)というのがありました(私は未見です)。2000 年の作品で、こちらはコマ撮りアニメじゃなくて通常撮りだったはず。一種の人形劇みたいな感じでしょうか。DVD 化されてないんですね。残念です。

『新撰組』(原作・原画:黒鉄ヒロシ/監督:市川崑)

アニメーションや映画とはマンガと親和性が高いはずなのに、あんまりこの類の技法を用いたマンガを見ないのは雑誌の紙質が悪いせいもあるんでしょう。網点化した写真はマンガ雑誌の紙質だとあまり綺麗に出ないですから。単行本くらいの紙質なら、美しく出るんですけどね。

それに、昔は接写となると接写用のマクロレンズと撮影技術が必要でしたし。プロのカメラマンに撮ってもらわねばならず、一介のマンガ家が思いつきでやるのが難しかったのだろうと思います。

今は接写に強く手ブレを補正してくれるデジカメが私のような者でも買えるようになりました。 掲載される媒体もウェブ→単行本なら、紙質をそれほど気にしなくていい。ですから、 今後は粘土マンガ・フィギュアマンガといった写真マンガが増えるんじゃないでしょうか。

とは言うものの、まさか写真マンガというネタで少年シリウス9月号の『魔女っ娘つくねちゃんWEB出張版』(http://www.sirius.kodansha.co.jp/index.html)とネタ被りするとは思ってもみなかったんですが……(しかも向こうの方が 20 日、早かった……。ちぇっ)

ところで内容

バスターキートンへのオマージュです。 擬音を入れなかったのも、元ネタがサイレントだからです。


↓『ファンブルファイブ』の試し読みがあります。ただし試し読み部分に第18話は含まれていません。

 >全方位手探りギャグ『ファンブルファイブ』 | ブログ桝席
 http://www.masuseki.com/wp/?p=3314

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