〝マンガが読めない子供たちへ・・・〟にマジレス
【ファンキー通信】マンガが読めない子供たちへ・・・
http://www.ne.jp/asahi/wepjapan/net/iidasan2006.5.htm
【ファンキー通信】は他のニュースサイトで話題になった出来事やモノに乗っかる3次ニュースサイトな上に、参照元も示さないという悪質なニュースサイトなので、基本的に無視したいのですが。
元ソースは北海道新聞5月15日付夕刊のコラム、
〝漫画読めない子どもたち 最初の娯楽 ゲームに」 雑賀喜由(漫画コラムニスト)
コマ割り、フキダシ ハードル高い「約束事」〟
だと思われます。
いいだともきさん考現学5月
http://www.ne.jp/asahi/wepjapan/net/iidasan2006.5.htm
このページの5月24日~25日分のところに、元記事の一部引用があります。
元となったコラム、たしかにウェブで読んだ記憶があるんですが、検索してもGoogleキャッシュすら見つかりませんでした。
正直、出来事やモノならともかく他人のコラムを元にして記事を起こすのは著作権侵害と言っていい気がしますが、どうなんですかね?>ファンキー通信。
ファンキー通信が著作権を侵害しているかどうかはおいといて、本題。
最近の子供は本当にマンガを読めなくなってきているのか?
元のコラムでは、子供(知人の、だったかもしれない)に『あずまんが大王』を読ませたら面白がったので、『よつばと!』を与えたら
「これ、読めない」
と返された――4コマではないマンガは今の子供には難しいのかもしれない……という内容のコラムだったと記憶しています。
子供の年齢は小学校低学年くらいだったかな?
私は、自分のマンガを読んだという一番古い記憶が雑誌『小学1年生』の『ドラえもん』です。
多くの子供がちゃんとマンガに触れるようになるのが、ひらがなと簡単な漢字を覚える小学校低学年のころですよね。
中にはマンガのお約束が理解できない子がいても、少しも不思議じゃありません。
それは過去にもいたでしょうし、現代でもいるでしょう。
- 元コラムで〝マンガの読めなかった子供〟は筆者の身近にいた一名のみしか紹介されていない
- 〝年齢別マンガ理解度調査〟なんてものが過去から現代まで継続調査されたことはおそらく無い
- したがって、過去に比べて最近の子供がマンガを読む能力が衰えているのかどうかは判断できない
- 〝マンガを理解できない子供〟はニュースになるが、〝マンガを理解できる子供〟がいてもニュースにならない
以上を踏まえると、最近の子供がマンガを読めなくなってきていると断定するのは難しいと言えます。
ネットやゲームのせいでマンガに触れる機会が少ない?はぁ?
ネットの子供向けコンテンツもゲームの中にも取扱い説明書にも攻略本にも、いたるところでマンガは見つけられるんですけどね。
いささか旧聞な話題でしたが、なんだか鵜呑みにしている(それも、いきなり伝聞で記事を書いている【ファンキー通信】の方を)人をチラホラ見かけるので、ちょっとマジレスしてみました。
てか、マジレスしちゃだめな空気を感じるんだけど……。まぁいいか。