『あきらめず広嘉』について
コミック乱 2009 年七月号( 2009-05-27 発売号)に掲載されました。 錦帯橋を架けた岩国藩当主・吉川広嘉の物語です。 よかったら手にとるがいいさ!ぜひ読むがいいさ!
前回、載ってから半年ぶりの商業誌掲載。んでもって、今年はデビューして 10 年目にあたるので、 これが載ることでいちおう稼業 10 年を達成したと言える……のだろうか。ほとんど体を引きずるようにジリジリ進んでの 10 年だけど。まだ消えてないぜ!まだ消えない!
それはともかく。
今回の話は、けっこう二転・三転しましたね。元々は錦帯橋が当時としては驚くべきほど高度な技術が用いられた建造物であること、それが生まれた経緯を描きたかったのですが、
「(以前、コミック乱で連載されてた)『通潤橋物語』と被るし、せっかく吉川家を出すんだから関ヶ原のアレに触れないのはもったいない」
と諭されて、まぁ、そうかもなと思って掲載された形になりました。
ええ。放物線と懸垂線が似て非なるものだとはネームの段階で調べているうちに学習しましたよ。
でもギャグのためなら無視し桝。無視でき桝。
オチは編集氏は難色を示してましたね。でもここはゴリ押しで通させてもらいました。