オバサンとオジサンの路上口論
信号待ちをしていたら、同じく信号待ちをしていたオバサンが、スクーターに座って歩道内で信号待ちをしているオジサンに注意しだした。
オバサン「ここは歩道ですよ。バイクの人が侵入してはいけない場所ですよ」
オジサン「……エンジンはきってるんだからいいじゃねぇか。座ってるだけだよ。」
オバサン「でも発進するとき、エンジンかけるんでしょ?だいたいそういう問題じゃないでしょ?あなたがたバイクに乗る人達がみんなそうやってルールを破るもんだから私達が迷惑を」
オジサン「うるさいな!エンジンきってるからいいじゃないか!座っているだけだよ。発進するときに押して出ればいいんんだろ!」
オバサン「押して出ればいいってもんじゃないでしょ?バイクが歩道に入っていることが問題であって」
オジサン「うるさいんだよ。エンジンは切って(中略)座って(中略)押して(中略)
……アンタ、そういうことはイチイチ言わないほうがいいよ(睨みながら)」
オバサン「男のくせにいつまでもグズグズ言い訳ばっかり何度も何度も……。」
オジサン「そういうことはイチイチ言わないほうがいいよ(さらに睨みながら)」
オバサン「男のくせにいつまでもグズグズ……」
以下、最後の2行がループ。
おじさんがバイクを降りてオバサンに近づいていったところで、信号が青に変わったので観察をやめてその場を去った。
疲れてたので、少しでも早く帰宅したかったから。
ネタに対して貪欲でなくなっているのはマズいと思いつつも。
二人がその後、どうなったのかは知らない。今ごろ愛が芽生えてたりして。
とりあえず、オバサンがいつ、持ってる斧を取り出してオジサンの頭の皮を剥ぎにかかるのだろうか? などと思った。
モヒカン vs. ムラ on 現実社会、みたいな感想。
追記:2016-07 道路交通法的にはエンジンをきって押している二輪車は歩行者の扱いになるので歩道へ入れる。おじさんはエンジンはきっていたが、降りてなかった。微妙ではあるけど法的な意味での勝敗の分はおじさんにありそうである。