『フライングヒーロー ぷぎゅるーの大冒険』(SFC)
『フライングヒーロー ぷぎゅるーの大冒険』(スーパーファミコン) 1992 (c) SOFEL
自分の記憶によれば、ファミ通の評価で7~8点がついていた。 あまり有名じゃないメーカーだからファミ通に力関係で勝ってるとも思えないし、 そこそこ正しい評価なのだろう、1000円以下なら買ってみようと記憶の隅に留めておいた。
ハードオフで説明書無し525円にて発掘し、購入。プレイ。
うん、たしかに7~8点。それは、
「5点くらいだろうと思ってプレイしたら思ったより面白かったから7点」
であって、ケイブやコナミの新作がこれだったら暴動が起きたと思うけど(←言い過ぎ)
2面ボス。キモイ。
ゲームはごく普通の、ほのぼのファンタジー系縦スクロールシューティング。 ツインビー系というか。
パワーアップシステムは『TATSUJIN』系。
パワーアップ時に被弾すると武器レベルダウン。武器レベル最低時に被弾で1ミス。 レベルが下がるのはその時選択していた武器だけなので、 使えない糞武器でも育てておけば緊急時に急場をしのぐのに使える、 という点がシステム的に興味を引かれたくらい。
海中から登場する太陽(3面ボス)。開発者のセンスについていけない。
じゃあ何で7点かっつーと、ただひたすらバランスが良い、という話で。
要所となるいくつかのボス戦を学習すればきちんと次回プレイ時に先へ進める。 超よけ・超暗記・超練習を必要としない、ぬるすぎず手ごわすぎずの心地よいゲームバランス。 俺みたいなヘボシューターには丁度良かった。
ちなみに俺のヘボさがどの程度かと言えば、怒首領蜂が連付き5機設定でなんとか1周できるくらい。 参考までに。
人魚(4面中ボス)。弱い。お色気系の演出は一切無し。ちぇ。
ストーリーは書くほどの事は無い。しかしあえて書けばこうだ。
「ヒロインが魔王にさらわれた!助けに行こう!」
……書くほどの事は無いって言ったじゃないか。
ヒロインをさらった魔王。なにこの造形。ふざけてんの?
4本腕が生えて、なんとかラスボスっぽい造形に。
ヒロイン救出。唐突に夕焼け。城の中で戦ってたはずなんだけど……
正直、ノーマルモードで十分満足したので残りのモードはもういいです。
まとめ。とりあえず500円以下なら買う価値あるかと。 奇ゲーってほどには狂ってないけど、多少は変なセンスが感じられるし。