テレビゲームの博覧会「レベルX」
2003年12月4日(木)~2004年2月8日(日) ・東京都写真美術館 入場料250円
http://www.syabi.com/level-x/
2度、見てきた。 結論。ファミコンに思い入れがあれば◎。できれば二人以上で見に行くほうが良い。 人ごみが苦手ならば平日に行くべし。といったところだろうか。もうあと1週間しかないが。
展示の規模はさほど大きくない。 メインの展示はファミコンソフト全タイトルのパッケージ展示。 年代順にならんでおり、初期~最盛期の辺りでは感慨やトラウマに浸っている観客が多かった。
『田代まさしのプリンセスがいっぱい』が、他のパッケージよりやや目立つように展示してあった。 なぜそのような展示をするのか筆者には皆目見当もつかないが。
遊べるゲームが20タイトル前後。 内容は随時入れ替えているようだが超メジャー~隠れた名作の線で選んでいるようで、 激しくマイナーなタイトルは見られなかった。
展覧会で取り上げられたクリエイターの代表作と、 ゲームの表現力の進化を見るための各機種別野球ゲームは同タイトルで常設展示になっていた。
混雑にもかかわらずバーチャルボーイの野球ゲームをする人間は少なかった
残りの展示内容は、
- 展覧会で取り上げられたクリエイターの履歴書と関連物
- インタビュー映像
- 最後のファミコン出荷にいたるまでの製造ラインの映像(これが泣けるんだ、また)
- ファミコン以降のゲームハードの展示(国内外問わずほぼ全て網羅・ただしパチ物は無い)
- 各種チラシ・フライヤーの展示
といったものだった。(私的にはクリエイターとして遠藤雅伸氏を取り上げないのはどうかと感じた。 氏は製作の第一線から退いている感もあることだし仕方のない気もするが)
ともあれ、ゲームというメディアの芸術性の評価に、 初めて本格的に取り組んだ画期的な展覧会だったと言える。 次はぜひ、より大きな規模でのパソゲーやアーケード、 セガ系も網羅した展覧会を開催してほしい。