世田谷区 次大夫堀公園古民家園を見てきた
ほとんど下調べせず、古民家園があるなら足を伸ばそうか…… くらいの気持ちで行った次大夫堀公園古民家園が、 思いのほか充実してた。
ついでに寄ったので、じっくり見る時間がなかったのが悔やまれた。
建物の数なんかは、小平ふるさと民家園と同程度かな。 東京の無料の民家園の中では多い方。
旧・谷岡家表門。日曜とあってか、有志による昔ながらの大工の実演中。
鍛冶屋。こちらも有志による小鍛冶実演中。
ちなみに、企画展「野村貞夫と世田谷-昭和を生きた大工-」なんてものも催されていた。
たいていの古民家園は農具の展示・農民の生活の紹介に注力するものだけど、 次大夫堀公園古民家園は技術者、士農工商の「工」の展示に力が入ってて、 これが良かった。
下からだと良く見えない茅葺屋根の棟の部分を、こうして間近に見られる。すばらしい!
有志による木挽き実演……が休憩中。
旧・加藤家。陽がかげってきた。急げ急げ。
有志による糸つむぎ実演中。手に持った綿の塊が糸になっていく様子は魔法のようだった。
さすがに、ラムネが飲みたいって季節じゃなかったな。
名主の旧・安藤家の門。
ザ・豪邸(当時の)
一般的な四つ間取りの古民家では土間はほぼ必ず右側なのに、 この規模の家になると土間がほぼ必ず左にある。不思議。 間取りの左右すら家格によって決まってたんだろうか?
同じ世田谷区の岡本民家園とちがって、こちらは明治~昭和のモノが撤去されてない感じ。電灯とか。
マンガには描きたくないタイプの凝った障子の桟。
次大夫堀公園古民家園には他にも消防組詰所とかいろいろ興味深いものが多かったのだけど、 ママチャリで行ったので帰宅にかかる時間などを計算して、 じっくり見るのをあきらめざるをえなかった。残念。
モールス信号的ではあるけど、トンとツーではなく、カンと無音なのは難しかろう。