アナログで拡張現実みたいなことがやってみたかった。
スマホもスレートも3DSも無いけど紙とカッターならある!じゃあ…ってんで、思い付きをためしてみた。
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ニコニコ動画
うーん、なんというか……ちゃんと浮遊してるように見えるときもあれば、 ぜんぜんそう見えないときもある。 くるくる回る影絵の女性の錯視を見てるときのようにもどかしい。
視線が追っかけてくるように見えるドラゴンのペーパークラフトもそうだけど、タネは単純でもしっかり錯視させて見せるにはライティングとか色々と、細かい部分が重要になると思った。
実際、このネタでやってみた系の動画の多くが、あんまり錯視にならない。
紙は、ちがった神は細部に宿る。
ペーパークラフトに使った元絵。 Ubuntu Magazine Japan で連載してるうぶんつ侍の娘(名前はつけてない)。この髪型どーなってんのと言ってはいけない。
こういう絵柄のマンガじゃないんだけど、まぁ、いいじゃないですか。
これが型紙。そのまま立方体の展開図だとデッサンの歪んだ立方体になってしまって錯覚しにくいので、色々こそくな手をつかってる。上になる面は明るく、右サイドは暗く…とか。
キャラの背景が白いのがARっぽくないなぁと思うのだけど、しかたない。
地になる背景のスマホもどきというかスレートもどきというかは、 適当に「ubuntu タブレット」で検索して出てきた画像を印刷したもの。 ふぇ、フェアユースですよフェアユース!(都合のいいときだけフェアユースに頼る奴)
ある意味では、
「画面から女の子が飛び出してきた!しかも触れられる!」
という’80 年代後半あたりから連綿と続くヲタ男子の夢を部分的に実現できたと言っていいような気もしますが、どうでしょうか。