ガラス玉ごしの夜景を楽しむという作戦
いろいろあって東海道線の車窓から見えるものにはずいぶん詳しくなったので(笑)、18きっぷでの移動中も車窓風景の見える日中は退屈しないどころか忙しいくらいになったのだけど、日没後はそうはいかない。
大都市や車両基地の夜景はなかなかだけど、動いてる電車から撮るとブレブレになる。 読書やモバイル機器で時間をつぶすのが普通だけど、そればっかりというのも飽きる。
なので、100 均で売ってるガラス玉を持っていって、それに写りこむ夜景を撮るというのはどうか?と思ってやってみた。
その成果は↓こんな感じ。
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ニコ動
アイデア倒れでもっとつまらん映像になる可能性も危惧していたけど、まあ、そんなにひどくもなかった。
BGMに使用した曲はこちら。
File:宝石.ogg – Wikimedia Commons
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E5%AE%9D%E7%9F%B3.ogg
日本語の歌謡曲でパブリックドメインな音源は現時点じゃ貴重と思われ。
ガラス玉は 100 均で売ってたやつ。なんでもあるな 100 均。模様のあるやつではなく無地のにした。
ガラスの地球でなんでもフリー素材 – デイリーポータルZ:@nifty
http://portal.nifty.com/kiji/130326160140_1.htm
という記事で、ガラスの地球儀に対して現物を見るとなんとなく写真に使われる理由が分かる。物として美しいのだ。 これは撮ってしまう。
と書いている。そして、その効果は地球儀じゃなく無地のガラス球にもあるのだ。
ガラス玉ごしの風景というと、宙玉レンズが有名。
宙玉 soratama
http://soratama.org/
宙玉は、まだ宙玉と呼ばれてなかったころ、透明プラ板で固定するというテクニックが生まれてなくビー玉レンズと呼ばれていたころに私もやってみたことがある。
>ビー玉レンズ写真、撮ったどー (2007) | ブログ桝席
http://blog.masuseki.com/?p=1488
それから8年。色々と研究が進んだ宙玉レンズをもういちどやってみたい気もしたけど、今回のガラス球はビー玉よりうんと重いのでカメラに取り付けるのは難しそうだった。というわけで、そのまま置いて撮ったり手にもって撮ったりすることにした。
ネオンや街の灯の少ない場所だと、とたんにチープ感がきわだつ。やっぱ、ただのガラス玉だ、これ。
人吉インターチェンジ。高速バスの窓際は電車と違ってガラス玉を置くスペースが無かった。
もともとカーブしてるものを球面ごしに撮っても何も面白くないという教訓。
……というわけで、静止画写真の少なさからお察しでしょうが、やっぱり、すぐに飽きて、暇をつぶすには力不足だったのでした>ガラス玉
おまけに、ガラス玉を持ったまま寝落ちして、高速バスの床に落として、後部座席に座ってたのにゴロゴロゴロゴロと運転席まで転がっていき、迷惑かけた&恥かいたのでした。
おしまい。