訪問日は 2016-11-26。3年以上過ぎて、秋でもなんでもない季節にブログにまとめるという。
埼玉県は川口市の、植木の町・安行へ紅葉を見に行ったときの話です。
このときはまだ建築中だった INIAD(東洋大学 赤羽台キャンパス)。ちょっとかっこいいと思いました。
なんと前日の 2016-11-25 は 11 月なのに東京でも初雪がありました。埼玉では言うまでもなく。
興禅院。最初にここへ訪れてるのはなんでかなあ。ぐぐって、安行の紅葉の名所を検索したらヒットしたのかな。
あ~、テクスチャマップ、テクスチャマップ素材……と思いながら撮ってます。
もう記憶がだいぶ薄れてるんだけど、写真を見るとやんわり思い出すこともあります。このへんは「城っぽい地形だなあ」などと思いながら歩きました。
次に訪れたのは小林槭樹(もみじ)園。その名の通り、モミジ・カエデの専門店。さすがに植木の町、安行。
現代の農家も排水とか土採りのために溝を掘るのであって、城址を訪れてうっすら空堀があるから遺構だと考えるのは、けっこう危ないんですよね。個人敷地の城址では。……ということを考えただけであって、小林槭樹園が城址というわけではないです。
どっちを向いても紅い。……のはいいんですけど、やはりこれは農地であって商品であって、紅葉狩りで自然を楽しむという感じにはならないですね。
わりと期待して行ったのですが、思ってたのとちょっとちがうと感じました。
植木農園を楽しむという意味ではすごく良かったんですけどね。ただ、自然はあんまり感じられませんでした。
ケヤキ。むさしの1号という品種。街路樹に使いやすいよう、枝が広がらない品種を作ったものの、期待したほど売れてないらしい。まあ、わかる。針葉樹みたいな細く長いケヤキなんて見たくない。
むかごらしいんだけど見当たらず、「そのエアはエアギターみたいな意味でのエア?」と思ったり。
金剛寺。このへん、最初から行くつもりだったのか、なんかあるから寄ってみたのか、もう覚えていません。
金剛寺には安行植木の祖、吉田権之丞の墓があるそうです(私はお参りしませんでした)。ひとりの園芸オタのオタク趣味がその後の町の基幹産業になっていく。オタク冥利につきる話です。
でも私が金剛寺で目を奪われたのはこの、ガラス質で覆われた巨石。
鉱物はからっきしで、これを見ても、どういう鉱石なのかさっぱりわからないのですが、ともかくフォトジェニックで。
最後に訪問した西福寺。まだ16時でしたが冬だし曇りだし、薄暗い。
というわけで、ちょっと期待してたものとちがったのと、すっきりしない天気のせいで、いまいち盛り上がらなかった安行の紅葉観賞でした。興禅院の「抱かれ地蔵」はすごく良かったんですけどね。