東京都23区で唯一の渓谷・等々力渓谷を見てきた
秋のブログ記事の定番www
東京都23区内の唯一の渓谷として、すっかり有名になってしまったスポットへ 普通に行ってきた記事です。
正直、ネットの写真を見ると、
「ここが渓谷なら、北区の音無親水公園だって似たようなものじゃねーの?」
などと思っていたのですが、行ってみるとなるほどたしかに渓谷。長さ 1km は思った以上に長く、自然の残りも(思ってたよりは)良かったです。
一人で来た観光客は必ず写真を撮り、二人以上だと確実に
「ゴルフ橋だってwwwwwwwww」
と指をさす、脅威のスルー率 0% ネーミング。
切り株の上から眼下の観光客を眺める哲学者。
ゴルフ橋。
上流で雨が降ると急に増水することもあるので注意……と、そこかしこに警告があった。渓谷だけに。あああ入力してしまった。この指が悪いっ!この指がっ!
遊歩道側は石垣やコンクリで護岸処理されてて、少し残念。
あるカップルの会話。
女「あ!カモ……メ!」
男「メはつかない」
爆発しろ。
廃墟なのか、ただ古いだけの建物なのか。
紅葉にはまだ早かったが、せせらぎの涼味が嬉しかった季節は過ぎていた。ザ・中途半端。
武蔵野は林である。林はじつに今の武蔵野の特色といってもよい。……国木田独歩
忘れそうになるが、23区だが、世田谷区は江戸ではない。むしろ、武蔵野と呼ぶにふさわしい郊外だった。本来、高輪・四谷・板橋の大木戸の内側が狭義の江戸だ。
幕末の
「事実上、江戸と認識されている範囲」
は、もっと広くなる。それでも、甘く甘く判定したとしても、おおざっぱに言って現在の環七より外側は江戸の外なのである。池上本門寺や豪徳寺は江戸郊外になるのだ。
意識を江戸時代から現代へ引きずり戻す環八通りの玉沢橋。
川の両岸が護岸されると、一気に渓谷っぽさが消える。
水飲み場……というか手洗い場。シンプル イズ ベスト
三号横穴古墳。ちなみに一号と二号は碑があるのみ。吉見百穴とちがって穴の入り口に石が積まれているのが面白い。でも中には入れない。
北からの人はそろそろ終着の稲荷堂。稚児大師だの、日本庭園だのがある。
不動の滝。国分寺崖線の不動の滝の多さは異常。
コンクリートブロックの隙間からあふれでるド根性湧水。
日本庭園の竹林。
歩いてくれといわんばかりに根を階段状に伸ばした木。もちろん歩いた。ナチュラル・ボーン・トマソン階段。
渓谷から上がって、環八通りから玉沢橋。こうして見ると、ここの左右が渓谷だとは、まず思わない。思えない。
でもまぁ、せめてあと半月待って行くべきでしたね。少しは落ち葉があったけど、おせじにも紅葉って言える状態じゃなかった。
おしまいおしまい。