・追記しました(2012-10-10)
・追記しました(2012-10-23)
前編はこちら。
2012 夏のひとり訪城の旅(前編) | 桝席ブログ
ダブルタイガーの取材
私的に描いている藤堂高虎と加藤清正のマンガ、 『ダブルタイガー』(ブクログのパブー)の 取材には関係ないのだけれど、現存一二天守の一つでも行っておかないと、あまりにもこの旅行記が地味になってしまうので、現存一二天守かつ日本三大山城のひとつ。かててくわえて現存天守の中ではもっとも標高の高い位置にある備中松山城へと向かったのだった。 この旅行の三日目のはじまり。
岡山発、吉備線経由、備中高梁着
岡山市ではカプセルホテルに泊まった。実はカプセルホテル初体験。ずいぶん安かったのでちょっと不安だったけど、快適に過ごせた。
→ホテルリバーサイド|岡山駅から徒歩5分。1泊1,980円から
ネカフェで一泊するのと同じくらいの値段で風呂に入れてコインランドリーもある。
インターネット端末もロビーにあるけど、1台しかないので誰かが使ってると待つしかない。
自由に使っていい電源もロビーにある。残念ながらカプセル個室には電源なし。外国人バックパッカーが何人かいた。安さで名が知られているのだろう。
今後の中国地方の城を見に行くときの出撃基地になりそう。
岡山駅。なんだか見覚えのあるオレンジ色の電車だが、かつての中央線の車両なのかちがうのか、私にはわからない。
さて、岡山駅より吉備線に乗った。……と書けば、岡山県の人なら、
「いや、そのルートはおかしい」
とツッコむだろうか。そう、岡山から備中高梁へ行くなら山陽本線で倉敷まで行き、そこから伯備線で北上した方が、おそらく早い。
……つまり、寝起きでまだぼんやりしていたので、電灯に引き寄せられる蛾のように「備中高…」の字に反応して吉備線に乗ってしまったのだった。
むろん、備中高松城もいずれは見に行かねばならない城だ。秀吉ゆかりという意味では備中松山城よりも秀吉の水攻めで有名なこちらであるし。
が、今回は予定に無い。電車が動き出してふた駅くらいで、ようやく間違ったことに気付いた。
まあ吉備線経由でも備中高梁へ行けることにはかわりないので、のんびり
「ほほうここが水浸しに……」
と車窓を楽しんだ。
二軸の首ふりを使って円錐状に風を送る電車の扇風機の優雅な動きはなかなか見飽きない。 ご家庭用に欲しい。USB 扇風機などで実現してもらえんかのう。
そうじゃ!総社駅のソージャさんに聞いてみよう!(誰?)
総社駅で乗り換え。待ってたらオレンジ色の電車の反対側に黄色い電車がやってきた。 なんだここは。1990 年代の御茶ノ水駅か。岡山に来たと思ったのにいつのまにかタイムスリップしてた。
高梁川に沿って北上する伯備線。車窓風景が良い。
2Dアクションゲーっぽい。そんで1ミス確定っぽい。
備中高梁駅到着。
高梁市と備中松山城
備中高梁市~備中松山城の訪問記は電子書籍にまとめたので、そちらをどうぞ。
標高430メートルに山頂放置プレイされた天守 備中松山城 – 桝田道也 | ブクログのパブー ( 100 円)
地方限定コンビニ食
単なる食べたものログとして写真を撮ってただけだけど、増えてくると収集してるような感じになってしまった。実際にはコンビニ以外も含まれてる。
地方限定コンビニ食は減っているのか、この旅での収穫は少なかった。
甲賀のお茶。滋賀県。JA東びわこで購入。
白バラコーヒー。岡山市にて。
えびめし。岡山県高梁市にて。
かつめし。岡山県高梁市にて。
備中白雪とうふ。岡山県高梁市にて。醤油を携帯していたので買ってみたけど、やはり器がないと食べにくかった。
得正カレーおにぎり。京都市にて。
4日目
3泊目は、いわゆる男性サウナというやつに泊まってみた。 こちらも、人生初体験。なーに、仮眠室付きの銭湯だ……と言い聞かせるも、 なーんとなくドアも仕切りも無いのが怖く感じた。
一人にベッドひとつだから、フェリーの二等船室の雑魚寝よりは他人と離れてるのに、必要以上に怖がってしまった。 結局、自分の心の根っこにそういう典型的なフォモフォビアがあったのだ。 そんで、男性用サウナはハッテンバになってることが多いというネットの噂をうのみにしてしまっていたのだ。 結局、その程度の人間だったってことですよ自分。そこを自覚して、反省して今後を直していかなきゃいかん。
れはともかく、サウナに新規顧客を開拓しようって姿勢がまったくなかったところが気になった。
システムがわかってる人だけが使う場と化してたのね。 こっちは、仮眠用ベッドは空いてるのを勝手に使っていいのか、 それとも各人で使うベッドが決まってるのか、それすらわからないのだけど、 そういう「利用のしかた」に関する説明が一切なくて。
同じくらいの値段ならネカフェ泊の方がいいかなぁ、と思った。 というか、今の 40 ~ 50 代の人にとってのネカフェが男性サウナだったんだなぁ、という発見。
そのあと、米原まで行って北陸線に乗り換え長浜へ。
東京へ戻れるギリギリまで長浜を見て、 あとはそのままずっと電車。
18きっぷで静岡が辛いというけど、日中なら車窓を楽しめるから私はそんなに辛いとは思わない。 でも、やはり日が沈むとね。
たぶん掛川城w
それと、静岡が辛いのは電車が車窓を楽しみにくい対面座席だからなんだよね。 4人掛けだったらなぁ……
そんなこんなで、無事に当日中に東京まで戻ってこれたけど、 池袋へ着いたときには自宅最寄駅への終電は終わってた。
ヘトヘトの体にムチ打って、それから2時間半かけて歩いて帰りましたとさ。 このパターン、これで二回目か三回目。
おしまい