2016-04-05
管理会社の担当者が変わった
とりあえず、ここまでの流れ。
二月中旬
アパートを建て替ることになったので、立ち退かねばならないことを告げられた。
十年以上、このアパートに住んでいたものの、いろいろ積もり積もって、この管理会社に関してはすっかり信用をなくしていたので、そもそも建て替えるというのがウソという可能性も考慮しつつ、立ち退きになった場合、いくらぐらい請求できるのかネットで調査。
3月上旬
半月たって、やっぱりウソだったのか…?と思いかけた頃に担当者が挨拶に来た。二ヶ月以内に退去してほしい旨、伝えられ、細かい打ち合わせを管理会社の本店で行う約束をする。
管理会社での打ち合わせ。いくつかの疑問をぶつける。
Q「法律では半年から1年の猶予をもって告知することになっているはずだが、今回二ヶ月以内と急なのはなぜか?」→回答無し
Q「住民説明会がないのはなぜか?」
A「マンションではない賃貸アパートでは、通常、住人説明会を行わず個別説明している」
Q「敷金は全額返ってくるか?」
A「返りません」
Q「法律では原状回復分を差し引いた分を返却しなければならないことになっている。今回は建て替えにともなう退去だから原状回復の必要も無いはずだが?」
A「じゃあ全額返します」
(じゃあ、ってなんだよクソクソアンドクソが……)と内心は怒り心頭。ここで管理会社に対する信用度はゼロに。やや声高になってきたので、別室に通された。
私「急な転居のため荷造り・転居先探し・本日の打ち合わせ等で、すでに労働機会損失の損害が出ている。これからも損害が見込まれる。補償はあるか?」
管「無い。そのような支払いは前例がない」
私「では、すぐに出て行くことはできない。法律上認められている半年から一年の猶予期間の行使も検討する」
管「オーナーに相談するので回答を待ってほしい」
私「では確認する。(ボイスレコーダーをポチリ)敷金は全額返金。転居にともなう必要なお金はすべてオーナーが負担。機会損失にともなう損害の補償についてはオーナーに相談して返答待ち。これでいいか?」
管「了承した」
翌日、管理会社に物件を転居先候補の物件を見せてもらったが(これも労働機会損失に計上される)、あまり良い物件はなかった。
その翌日、管理会社とは別の不動産業者が管理する物件への転居でもかまわないと知り、プライベートの時間を割いて物件をネットで探す。
その数日後に見積もりを出してもらうために管理会社の指定する引越し業者が来ることになっていたので、必死に荷造り。なにしろ床が見えない状態だったから。この大掃除で3~4日分の労働機会が損失され、必要な資料や画材まで梱包されたため本業に支障が出るようになった。
もともと退去することに反対ではなく、損害の補償さえしてくれるならすみやかに出て行きますよ、というつもりで労働機会損失として補償してもらいたい金額も、1週間分の日当程度の金額しか要求していなかった。この時点でほぼ1週間分の労働機会が損失しており、正直、安すぎた……と悔やみ始めた。
引越し業者が見積もりに来た。
3月中旬
音沙汰無し。すでに退去した住人が2名おり、建て替えがどうやら本当だったらしいと知った。
他の住人にも話を聞いた。中には急な立ち退き請求で憤慨している人もいた。私は打ち合わせの際に管理会社から
「そのような要求をしてきたのは、あなただけだ」
といわれたが、やはりウソだった。すでに出て行った住人は敷金も返還されずに出て行ったのだろうか。
いつのまにか、無知につけこむのが当然の世の中になってしまってて、生きるのが辛い。
3月下旬
音沙汰がないと思っていたが、こちらは要求を伝えており、相手の出方待ちなので絶賛放置プレイ。長引いて困るのは私じゃない。向こうだ。
三月下旬に、いままでの人とは別の人間が、担当を引き継いだとのことで挨拶にきた。
管「で、いま、どのような状況なのでしょうか?」
引き継がれてないやんけ!前任者から聞いとけや!
敷金全返還、転居にかかる諸費用はオーナー負担という点で合意ができてると説明。二ヶ月以内の転居を要求されたことも説明。
「二ヶ月?ずいぶん急ですねー」
おまえの会社がそう言ったんや!他人事みたいに言うな!
(ここで、こちらが言わないうちに向こうから)「で、損害賠償として1週間分の日当に相当する金額が必要なんですね?」
引き継がれとるやんけ!!!!!
いまのとこ会社名を公表するつもりはないけど、この管理会社の社員に言いたい。あなたがたは不動産業なんかやめて劇団員に転身するべきだと。
「では、損害賠償の件、オーナーに相談してみますね」
してなかったんかい!半月もあったのに!
4月上旬
引き継いだ人が再訪。こちらの要求を再確認し、こう言った。
「では、敷金全額返金+転居にかかる諸費用はオーナー全負担+損害補償として**,***円で、オーナー様に相談いたしますね」
まだやってなかったんかい!!今日はその結果報告にきたんじゃなかったのかよ!!
というわけで、いまはその返事を待ってるところ。今回は「明日か、明後日までに」と期限を宣言して帰っていったので、今度こそ回答が得られると思うけど。
めんどくさい住人と思われたのか、転居にかかる諸費用も概算で出してお渡しするから、その予算の範囲内で私が自分で物件を見つけて引越し(という内容でオーナーに相談)ということになった。
結論として、敷金全返 + 転居諸経費 + 損害補償の額が7ヶ月分家賃くらいになり、いわゆるこういうケースでの相場と言われている金額になった。
最初からそうしておけば、管理会社も無駄な人件費を消耗せずにすんだだろうにな。
さて、あとはオーナーの返事待ち。はたして本当に回答は来るのか!