たこさんキュウリを作りたい

キュウリとウインナーは形が良く似ている

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ふと、たこさんキュウリを作ってみたいと思った。 タコとキュウリの酢の物ではない。 たこさんウインナーのような、タコの形をしたキュウリだ。

一作目

とりあえず、てきとうに考えた手順で作ってみた。

キュウリを切って、足になる部分は皮をむく。

八等分して足を作って、塩をよくふってまぶしてキュウリがしんなりするまで5分~7分くらい待つ。

足がやわらかくなったら、軽く洗って余計な塩分を落とし、盛り付けて醤油とゴマ油をたらして完成。↓こうなった。

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「お前をオーマと名付けます」

………これは、タコじゃない。

そもそも緑色であるからして、タコに似せるのに大きなハンデを抱えているのだ、キュウリは。

ウインナーでタコさんカニさんが作られるのは、赤いからなのだ。

そのうえ、足の太さがまちまち(不器用ですから……)なうえ、ぐにゃぐにゃしてて、 赤ちゃんの頭のように不安定。ポーズが定まらない。

なにか、目指したものとは違うものになってしまった……

味は、お酒のすすみそうな味で美味しかったけれども。

二作目

とりあえず、足が長すぎるのがタコに似ない一因ではないかと考え、 リトリイしてみた。

三等分。

不安定なのは柔らかすぎる部分のせいではないか?と考えタネを取り除いた。 そして出来たのは↓だ(味付けは1作目と同じ)

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(写真左)「ワレワレハ キュウリ星人ダ。ワタシハ キュウリーナ」
(写真右)「わたくしはキューリック」
(写真中央)「フガフガフガフガフガフガフガフガ」

……ちがう。こんなんじゃない。こんなのが作りたかったんじゃないんだ。

そしてやっぱりポーズが安定しなかった。

 

三作目

いっそ、頭と足を別々にしたらどうかと考えた(完全に迷走していた)

↓「パイルダーッオンッ!!!!」

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たこさんキュウリ

たこさんキュウリ

深い理由はないけど、名前をつけるとしたら「五面ボス」
なんとなく中盤から終盤のはじめあたりのボスにありそうな造形だから。

ちがう。

作りたかったのは、これじゃない。 どんなのが作りたかったのか、漠然としか考えておらず完成形はイメージできていなかったけれど、これじゃないんだ。

四作目

キュウリが残り少なくなって、我にかえって、考え直してみた。

ウインナーのタコさんの足がくりんと綺麗に丸く開くのは、 熱せられると皮がちぢむからだ。

しかし、キュウリの皮は熱しても縮まない。 乾燥させたら縮むが、皮よりも身の部分の方がより縮むので、 おそらく外側には開かない。







だったら、折ってみたらどうか。

皮をむかず、足(キュウリの身)は折るが皮でつながっている状態にするのだ。

たこさんキュウリ

まず、キュウリを板ずり(塩をふったキュウリを軽くおさえながらまな板の上でゴリゴリと転がすこと)して、5分から7分ほど待つ。(いちいちザルにのせて写真を撮ってるのは、薄汚れたまな板を写したくないから)

ストローなどを使ってタネをほじくりだし、足が八本、なるだけ均等になるように切った。 そのうえで、足を一本一本、慎重に折っていく。無理して足がちぎれてはいけない(板ずりしたのも皮を残すため。固いと皮ごとちぎれてしまう)

……で、完成したのがこれだ。

たこさんキュウリ

おおっ?

タコさんキュウリ

あ、できた。これだ。これが目指していたフォルムにちがいない。

たこさんキュウリ

この姿が見たかった!1~3作目となにがどう違うのかと聞かれてもうまく説明できないが、 個人的な納得はここにあった。

たこさんキュウリ

「ところでボクの語尾は「~チュウ」なんですか?「~キュウ」なんですか?」
どっちだろー。

たこさんキュウリ

キュウリ星人、宇宙へ帰る。

ところで、お味は?

第4作は、もう面倒になってしまって、そのままムシャムシャたべてしまった。

当然、塩をふっただけのキュウリを丸かじりした味以外のなにものでもない。



うまかった。

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桝田道也(ますだみちや)
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