[社会] 「町の小さな」をつけると絶対善みたいに聞こえる

（おことわり）このエントリは 2010/04/20 の日記の一部として書かれた文章を抜粋したものです。したがって、日記と内容は重複しています。

出版社が既得権益を守ろうとしていると言うと、
「出版社ゆるせんお！」
と思うけど、Amazon や Apple から町の小さな本屋を守ろうとしている、と言い方を代えれば
「電子書籍ゆるせんお！」
と思えてくる不思議。

既得権益こそが、武器であると同時に切るに切れないしがらみ、弱点だ。出版社に限らず、なにごとにおいても。

それはまー、おいといて、「町の小さな」という比喩は卑怯すぎる。なんか保護せねばならない絶対善みたいに聞こえるもんなあ。

町の小さな暴力団。町の小さなカルト宗教。町の小さな偽札工場。町の小さなマジコンショップ。

チェーン店じゃない、個人経営の店なら少々の法律違反は黙認すべき……みたいな風潮もあるよね。

私自身、小さなバーが JASRAC に摘発されて罰金で店が潰れて……というニュースを読むと、厳しすぎるだろ……と思っちゃうし。

でも、マジコン屋だと露天売りであっても
「パクられろ！通報されろ！ゴー トゥー ジェェェェェイルゥゥゥゥッ!!」
とか思っちゃう。この差はなんだろね。

ともあれ、「町の小さな」を多用する論は、理屈ではなく情に訴えかけてる可能性が高いな、印象操作を狙っているんだな、気を付けなくては……と思ったという話でした。

広告

　人気作
　歴史マンガ
　一般マンガ
　マンガ以外の作品
　4コマとベリーショート