実家から自転車こいで宮崎神宮古民家園へ行った
自転車で10分から15分の距離。そういうのがあるのは中高生の頃から知ってたし、 何度か通ったことはあるけど、その頃は古民家なんてど~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っでもよかったし。
そんなことより宮崎神宮前のプレイシティキャロット宮崎神宮店で握りしめた百円玉をナムコの新作『リブルラブル』に投入すべきかどうかの方が重要な問題だった。 1プレイ百円よ百円。1プレイ 50 円のゲームなら二回、駄菓子屋ゲーセンのペンゴなら10回遊べるのよ。当時はそっちのほうがはるかに重要かつ切実な問題だった。
まぁ、そんな昔の思い出はともかく、幸せの青い鳥は身近な場所にあったのね~的にチャリで神宮まで写真を撮りに行ったのでした。
明け方から降っていた雨も上がったし、午後の降水確率は 20% から 30% だったから。ただしソースは Yahoo! 天気情報。今まで何度も信じて痛い目に遭ったのに、また……
到着。古民家が四棟ほどある。川崎の日本民家園は東日本の古民家中心だったので、九州型古民家をじっくり見るのはこれがはじめてのだ。
米良の古民家。1821 年頃に建てられたものらしい。ドマが西側にあるのが面白い。 山間部だから、西側からの陽射しがあまりなかったかなんかでデイを東側に持ってきたのだろう(と、素人推測)
ゴムタイヤのついた荷車。おもしろい。
厩舎。母屋のさらに西にあったらしい。岩手なんかでは馬が少しでも暖かくすごせるような間取りになるのだけど、さすがに南九州ではそんな心配はしなくていいらしい。
西米良は山間部だから宮崎の中ではだいぶ寒い地域だけど。でも、宮崎は宮崎。
椎葉の民家。1864 年に建てられたもの。4つの部屋が横並びにつながるという間取り。面白い!さすが九州やで!関東に多い田の字型の四つ間取りにちょっと飽きてたので新鮮だった。
かまど。手前のふたつのかまどはいいとして、右奥のでかいのはなんだ?普通の民家の調理にこのサイズは必要ないんじゃないか?風呂か?いや、まさか……。
うちの母は幼少期、臼と言えばこういう石臼しか見たことがなかったので、 絵本の(さるかに合戦とか)木の臼を見てすごい違和感があったそうな。
明かりのない古民家の屋内で光のある方へカメラを向けて撮ると、 だいたい似たり寄ったりの写真になる。
でも飽きない。光と闇のトワイライトゾーンには魅了されっぱなし。
旧藤田家住宅。国の重文。なんとドマが無く、オモテとヘンヤしかない。ドマ・便所・納屋はまとめて別棟にしていたらしい。先進的?九州の古民家、おもしれーなー。
梁の上に次の葺き替え用の屋根材がスタンバイ。天井と屋根裏部屋が誕生するまで、あと一歩。
わ、私が破ったんじゃない。
重ねて念を押しますが、こういう写真が撮りたくて私が破ったんじゃなく、はじめから破れていたのです。信じてー。